Remeber how we used to be

僕がバンドをやってる理由は何かって言うと、別に小難しい理由とかじゃなくてただ単に「誰かに僕の事を覚えていて欲しい」「どうか僕の事を忘れないで欲しい」ってことなんだろうな、と思う

別段秀でた特技もなければ身体能力が優れているわけでもなく、外見だって悪い部類に入るであろう僕が人より持っていることは「孤独に対する恐れ」っていうことだ。僕はとにかく一人になることが怖くて仕方ない。ちょっと病的と言っても差し支えないレベルの怖がり方だと自分では思ってる。んで、そういう僕が出会ったのがバンドだったと。ライブ行ったり歌ったりしてる間だけ色んな嫌な事忘れられて、ただ聞いてるだけとかそういう状態になれた。んでライブを見ていて、その記憶が鮮烈に残ってて、そうしたら誰か俺の事を忘れないでいてくれる人がいるんじゃないかと思った。ついでに何か、自分でも世界でも何でも良いから変わってくんねえかな。そう思って、2年間ずっとやってきた。
結局何が変わったか自分でもよくわからん。なんも変わってないのかもしんないし、結局僕は孤独なのかもしんないし、一人で無様にふらふらしとるだけなのかもしんない。そこら辺は僕はよくわかんない。変わろうが変わるまいが僕の思っていることはずっと変わらず「僕を覚えていて欲しい」それだけだ。

僕を覚えていてくれ。いつ戻ってくるかわかんないけど、僕を覚えていてくれ。



明日は卒業ライブです。頑張ります。色んな人の為に。