初出勤以来はじめて休みを頂いたので、中学時代からの友人と楽器屋にでかけてきた。そのあとその友人の家に行く予定だったのだが、都合で少々待ってほしいとのことだったので、中学校を尋ねてみることにした。
久しぶりの母校はずいぶんと小さくなってしまった。2年生の時の部活の顧問に会えそうだったんだけど、会議ということで会えなかったのは残念だったなぁ。陽射しの傾きかけた教室を友人と歩き回る。今日は修了式だったそうで、教室に何人か生徒が残って話している姿も見られた。僕の時もよく残って話してたっけな、とか考えたりした。あの頃仲良くしていた友達の大半が今連絡をとっていない人だな。クラスメイトは職に就いたり、家庭を持ったり、父親になった奴もいたっけか。
誰もが15才のままではいられないように、誰もが18歳のままではいられないように、景色は刻一刻と変わっていく。ならばせめて僕の思い出の中では、綺麗なままで残っていてほしいな、と思った。