誰かを愛せたあの時の気持ちでいつもいれたら

幸せというものの定義は難しい。幸せを感じる瞬間は人によって異なるからだ。恋人が隣にいる時でも、飯を食ってる時でも、歌ってる時でもとにかく幸せって時は幸せなんだけど。なんでも聞いた話、全ての生き物は生きていることが幸せらしい。そんな馬鹿なって感じになった人にはこの話に続きがあって、人間くらい思考が複雑化した生き物になってくるとまあ生きてるだけじゃ幸せじゃないんだって。で、俺が思うに幸せってのは維持する為に努力する必要があるものです。もちろんその努力も十分幸せに感じるのだけど、一つの幸せを得る為には相当の努力が必要なのだよね、と思う。
俺は確かに幸せでしたよ。ええ、そりゃもう。だけど僕はその幸せを維持する為に必要な努力が足りてなかったんだろうなってさ。バンドやってて幸せでしたよ。歌ってても弾いてても幸せだった。でもバンドを繋ぎ止めとくだけの努力が足りなかったんだろうな。彼女がいて幸せでしたよ。けど俺にはその彼女に幸せを感じてもらえるだけの努力が足りなかったんだろうね。つまりそこで足りなかった分が今試されてるわけですよ。
今俺はマジで最低な気分です。なんか俺が誰かの為に出来ることが日々無くなってきてる気がします。自分の為に生きるって最低な気がする。誰かの為に生き、そして死にたい。奇麗事なんかじゃなく、俺が俺に賭ける価値がないと思う。だから俺は俺ではなく誰かに賭けて生きてる。そうでも思わないと本当駄目ですねって感じでアホかみたいな。